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テイルズ オブ ヴェスペリア 概要 特徴・新要素 評価点 賛否両論点 問題点 総評 DLC テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版) 概要(PS3) テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER 概要(リマスター) 評価点(リマスター) 問題点(リマスター) 総評(リマスター) 余談 テイルズ オブ ヴェスペリア 【ているず おぶ ゔぇすぺりあ】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 「正義」を貫き通すRPG) 対応機種 Xbox 360 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2008年8月7日 定価 7,800円 プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人) レーティング CERO B(12才以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、暴力、犯罪、言葉・その他 通信機能 Xbox LIVE対応(ダウンロードコンテンツ配信) 廉価版 プラチナコレクション 2010年6月3日/3,990円 判定 良作 テイルズ オブ シリーズ それぞれの「正義」が動き出す 概要 『テイルズ オブ』シリーズの1作。略称は『TOV』『ヴェスペリア』で、キャラクターデザインは藤島康介氏。 360版が発売された当初、大作RPGシリーズが360で販売されるということで、大きく注目を浴びることになった。 その約1年後にゲストキャラだったフレン・シーフォ(*1)のパーティキャラ昇格、新仲間「パティ・フルール」参加などの追加要素を加えてPS3で移植版が発売されている(後述)。 また、その2週間後に劇場版アニメが公開されたため、売上を大きく伸ばした。 特徴・新要素 戦闘システム「EFR-LMBS(エヴォルドフレックスレンジ・リニアモーションバトルシステム)」 フェイタルストライク 敵の術式への耐久値を0まで減らすと攻撃ヒット時に魔法陣が出る。その時にボタンを押すと雑魚敵には即死、ボス敵には大ダメージを与えることができる。 オーバーリミッツ 画面左にオーバーリミッツゲージがあり、通常攻撃・術技を無制限に連携できる、魔術の詠唱時間が0になる、通常技より強力なバーストアーツを使用できるといった効果がある。 レベル4までレベルが設定されており、秘奥義を使用するにはレベル3必要。 シークレットミッション ボス戦において、特定条件下で特定の術技を使用する、特定のアイテムを使用する等といったシークレットミッションが用意されており、それらの条件を満たすことでレアアイテムの入手や戦闘グレード増加などのボーナスがもらえる。 その他 スキル スキルがついている武器を装備した状態で戦い続けることにより、LP(ラーニングポイント)を溜めてスキル習得が完了するシステムになった。 アタッチメント シリーズ初登場。装備すると外見の一部に装着される。装備できるのは1つだけで、サイズや位置は変えられない。 評価点 トゥーンシェードで表現されたグラフィック面は、次世代機のスペックで写実的に表現されている他のゲームと若干貧相に見えるのが、よく見ると個々がかなり細部まで作りこまれておりトゥーンシェードの極みといっても良い。 特にHDで描かれたキャラクターの髪がなだらかに揺れるのは非常に美しい。その筆頭がユーリなのは少々面白いとこでもある。 「次世代機じゃないと出来ないようなグラフィックを目指した」とスタッフが豪語するに相応しい仕上がりとなっている。そのためか、2010年以降に発売されたシリーズ作品よりクオリティが高いと評価する者も存在する。 戦闘システムは『アビス』のそれをベースにさらに洗練されており「フリーランで回避が簡単になりがち」や「高速魔術が強い」等といったことを除けば自由度が高く、それでいてとても分かりやすくとっつきやすいものとなっている。 それでも『アビス』や『ラタトスク』に比べてフリーランが速度低下などで弱体化しているため、以前の様な万能なシステムでは無くなった。それでも十分強力ではあるが。 FS(フェイタルストライク)やバーストアーツ、FSチェインなどの新要素は戦略性と爽快感を両立していると結構好評。秘奥義の演出も派手である。 目立ったバグ・不具合が皆無で、ロード時間も早い。やりこみ要素も豊富な点は好評。 シリーズファンへのファンサービスやニヤリとできる小ネタも随所にちりばめられている。『アビス』のキャラネタだったり、重要なボスが戦闘前にシリーズ作品名の単語を入れて話してくるなど。 特にとある都市の闘技場ではシナリオが進むと過去のテイルズ作品のキャラクター達と戦う事が出来るようになる。 その中にはあの『ファンタジア』のダオスも登場する。声は2代目の森川智之氏。 ちなみに、『デスティニー2』のバルバトスも登場。もちろんプレイヤーがアイテムを使ったときのアレ(知っている人は知っている)も再現。 そして『エターニア』からまさかのシゼルが登場した。カットインも美人であり『エターニア』のファンからも好評である。 プレイヤーへの配慮もかなり丁寧。 難易度は初期設定で「イージー」「ノーマル」「ハード」の3段階から選べる。 大体のシリーズの特徴ではあるが、これによりシリーズ初心者でも気軽に高難易度のモードで挑戦することが可能。 今作の場合は特に難易度をイージーにした場合の配慮が手厚く、ステータスダウンだけでなく一部のボスが回復術を使わないなど、敵の行動パターン自体が優しくなるようになっている。 それでいてペナルティは引継ぎに必要なグレードが一切獲得できないだけであり、基本経験値は減らされずシークレットミッションなども問題なく達成可能という親切仕様となっている。 グレード稼ぎについては今作では非常に効率の良い方法があるため、そういった面でもかなり気軽に救済手段としてイージーを選択できるようになっている。 サウンド1つとってもステレオモノラルに加えてサラウンドも選べ、さらには戦闘時のボイスやイベント時のボイスや戦闘時のBGMなども個別で設定できるようになっている。 ゲーム終盤になると、特定の場所でシリーズ恒例ともいえる作中ムービーや発生済みスキットの観覧や音楽の視聴、取得グレード数値の確認などが行えるようになる。 今作ではこれらすべての機能がサブイベの消化不要で使えるうえ、全部一か所に纏められているので非常にアクセスしやすい。 さらに今作では、同じ場所にてシークレットミッションが発生する作中のボスとの再戦までもが可能となっている。未達成のまま取り逃した場合の救済措置として役に立つ。 ストーリーそのものも、個々の各シーンを見ていけば、プレイヤーを引き込めるような物となっている。 特にシナリオをよく読み込んだ人達からは「イエガー(*2)のエピソードはもっと用意して欲しかった」という意見が根強い名キャラとして評価されている。 それに応えるかのように、PS3版ではイエガー関係のエピソードが更に追加されたり、小説版では彼の一生消えない「影」の部分に当たる過去が書かれている。また、戦闘時の専用曲も追加されており曲自体も好評である。 スキットの量も多く、キャラクター達の楽しい雑談をたっぷりと聞くことが出来る。 音楽はシリーズお馴染みの桜庭統氏と青山響氏(*3)が担当しており、今作でも中々のクオリティを誇っている。 特に「立ちはだかる強敵」は後年のシリーズにおいて大型ボスの曲に採用されることが多くなった。 全体的にキャラクターの人気が高く、特に主人公であるユーリは公式の人気投票において三連覇を獲得するという快挙を成し遂げている(*4)。 賛否両論点 キャラクターについてはシリーズの近作同様賛否の分かれる部分があり、シナリオでの描写に問題があるといえる部分が見られる。 ユーリとエステルは行動や展開に矛盾があると指摘する声もある(ユーリについては後述)。 また、PS3版で追加されたパティは360版で存在が示唆されていた点を含めて賛否両論。 フレンはPS3版で出番が増加したためにシナリオに弊害が生じている。 + PS3版におけるフレンの参戦に関する指摘 ユーリの親友であるフレンは言動や性格などは特に問題視されていないが、参戦のタイミングに対して問題がある。キャラ設定は下記の通り(電撃オンラインから抜粋)。 “ユーリ”とともに帝都の下町で育ち、同じ理想を抱いて騎士団に入った青年。“ユーリ”が幻滅して辞めた後も騎士団にとどまり、着実に実績を積んで昇進する。 騎士団において、貴族出身者からは成り上がりとして疎んじられ、逆に平民出身者からは希望の星と目されている。 責任感が強く弱い者の味方だが、法を守る立場との板挟みになってしばしば思い悩むなど、生真面目で少々融通の利かない面がある。 また、なにかと“ユーリ”にアドバイスをしがちだが、それは狭い下町でくすぶり続ける友を案じてのことである。 アレクセイに利用され、暗殺対象にされ、ラゴウは逆恨みで厳罰を下そうとし、キュモールには目の敵にされ…と多方面からこれでもかと圧迫され、理不尽な扱いを受けている。 にもかかわらず、彼をフォローしてくれる人物がほとんどいないなど、ユーリと対比と言いながら作中での待遇の差は歴然。 もっとも、これは彼の所属する帝国がいかに腐敗しているかを象徴している描写でもあり、その中において真面目なフレンが割りを食っているとも言える。 このことからも、上記のユーリの件も相まって「もはや正義の対比ではなく、フレン(の正義)すら踏み台にしてユーリ(の正義)を一方的に持ち上げているだけ」という趣旨の見方も少なくない。 後半からは、彼が一切ユーリの罪に触れず、快く支援に回ってしまったことは容認したと言えて(*5)、(ラゴウに対して)「悪法も法」及び(ユーリに対して)「勝てば法が認可した官軍」の杓子定規な薄っぺらい正義だったと受け取られて仕方ないものになってしまった。 360版では1回しかパーティに入らない上、操作したい場合でも、「ムーンセレクタ」を合成しないと操作不可能(*6)。 PS3版は、(フレンの「騎士団の隊長」という設定を考えると)その参戦タイミングについて問題が起こっている。 また、本来なら同じ場所には立てないが目標は同じであるはずのフレンが、普通にパーティに入ってしまうこと自体を批判する声もある。 本来360版で別行動中のフレンが行っていた活躍は現場を任された部下が行ったことに変更されているが、とあるシーンでは隊長を犠牲にしかねない大胆すぎる行動を起こすため(*7)、「フレンの活躍が無かったことにされた」「部隊として問題がある」等、特に批判が集中する場面になっている。 パーティキャラの1人レイヴンはフレンに正体を悟られないようにフレンと顔をあわせないようにしているのだが、その状態でもフレンが一時加入することについては「レイヴンの行動が無駄になってる」と否定的な意見も多い(*8)。 ストーリーに矛盾が出る等スタッフの「フレンが使えるのはファンサービス」という言葉が端的に現れたシーンとも言える。ただし、正体判明後の2人の和解のシーンは評価が高い。 ちなみににPS3版は、ガスファロスト、バクティオン、ヘラクレス、ザウデ不落宮、ヒピオニア大陸北東でゲスト参戦した後、終盤で正式にパーティキャラになる。 正式参戦となる和解後だけでも長い道のりとなるラストダンジョンやサブイベント、隠しダンジョンなど十分に活躍させられる機会に溢れているので、ストーリーを改変してまで途中参戦をせずとも良かったとする意見が多い。 360版における「互いを信頼しながらも別々の道を歩み続け、背中を預け合う戦いを経て正式に真剣勝負をして和解する」というストーリー展開が高く評価されていた故に改編に対し賛否分かれてしまった面が強く、PS3版以降に初めて触れたプレイヤーからはフレンの使用機会が増えるメリットが勝って問題視されることは比較的少ない。 + エステルに関する指摘 エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン エステルという略称はユーリによるもの。第一王位継承者。天然で身分相応に浮世離れしている面があり、自身の旅の目的が曖昧なままユーリと行動を共にする。 芯はしっかりしているのだが、「目的を探しながら旅をする」という名目上、自分の主張に矛盾が生じることも多い。 よく突っ込まれることは「フェローに会うのが目的なのに無理言って寄り道する羽目になる」「首領はカロルなのに無理言ってでしゃばっている」「大昔の宝箱を現代に持ち帰るなんて倫理観が欠如してる」「フレンの安全がわかったのなら城へ戻るべき」など。 サブイベントでの「ハルルで暮らしたい」「絵本作家になりたい」について「皇族の自覚がない」ということで非難されている。 ただこれらも意図されたものなのか、中盤では彼女の優柔不断な言動・行動に誰かが苦言を呈するという展開が幾度か見受けられる(*9)。 それでも性根そのものは非常に献身的な上、余計なアクの無い一生懸命な性格な彼女を評価する声も少なくない。 そもそも彼女が無理を言う時も決して単に身勝手な我儘というものではなく目の前で悪人がのさばっていたり、困っている人がいるから放ってはおけないという懇意的なものであり、歴代のシリーズであればむしろパーティ全員で促進して助けるような内容・展開のものがほとんどである。 そのため、エステルに限って何かと他のメンバーが苦言を呈す事が多いのに対し、理不尽さや不快さを感じたプレイヤーも多い(*10)。 また、とあるサブイベントで「カマトト姉ちゃん」と呼ばれる場面があるが、エステルにはそんな側面は存在しない。そのためスタッフとプレイヤーのエステル像が異なっているのではと疑われている部分がある。 360版での彼女のAIはかなり頭が悪い事で有名だったがPS3版は改善された(*11)。 それでもそのままでやらせていると馬鹿な行動を繰り返す為已然頼りなく、術技を全て封印し、ごく一部の回復術のみだけを使用可能にしてようやく機能するレベル。 問題点 音楽は単体で見れば高く評価されるものが多いが、音楽の使いどころを間違えている、という批判が多々見られる。 本来ならシリアスなシーンなのにどうみても笑い所で流れるような気の抜ける音楽が流れたり、逆のパターンがあったり。 なんと360版では序盤から終盤までずっとラスボスのテーマが相当な回数で使い回されている。PS3版では全部新曲に差し替えられた。 OPムービーも主題歌もどちらも単体で見ればクオリティは高いが、映像と歌の区切りや盛り上がるタイミングが合っていない場面が多い。 スキットの発生の遅さ スキットと呼ばれるキャラクター達のちょっとした会話があるのだが、条件を満たしていても一定時間経つまで出てこない。 また、その間隔が異様に長く設定されており、基本的に街での散策やダンジョンを歩き終わっても発生していないスキットがあるのは当たり前である。 結果的に期間限定のサブイベントよろしく、意識していても非常に見逃しやすい。 逆に全て見ようとすればダンジョンで敵がいるならまだしも街等では棒立ちして発生を待つ羽目にもなりうる。 戦闘システム面 戦闘スピードが落とされ、テンポがかなり遅くなったため、シリーズ作品の中ではモッサリとしていると評されることが多い。 別にぎこちない動きをしているわけではなく、しっかりと60fpsで動き、かなり動きが作り込まれている類ではある。テンポよりも戦闘の演出を重視した結果と思われる。 昔ながらのTP制であり、やはり終盤では回復させても焼け石に水。 RPGというよりアクションゲームとして消費するシリーズにとって現在では古臭い物となっている(*12)。 敵を斬るたびにTPが1回復するのだが、消費と回復のバランスが悪い。特技一回につき消費TP20以上などザラなので、そのたった1回を取り返すために20回斬るはめになり作業感が強い。 後半になればオレンジグミ一個で数百と回復させられるので、斬って回復はほぼ死に要素となっている。防御されてしまうと回復しない点もそれに拍車をかけている。 操作キャラへの敵の集中 シリーズ作品によっては、プレイヤーが操作しているキャラが狙われやすいものがあるが、今作は特に酷く、隊列を一番後ろにし、NPC3人全て最前衛だったとしても開幕に敵が全てNPCを無視してプレイヤーに向かって寄ってくるのが当たり前。 決められたルーチンによって動いている今作のNPCに敵の動きを止めさせるのは完全に不可能であり、その結果プレイヤーがどのキャラを操作していても常に数体に追い掛け回されっぱなしで、まともに戦闘を楽しめないという状況が頻発する。 ダウン技が非常に多いため、攻略本やサイトを駆使して全ての技の性能を熟知することを強制される。 秘奥義が魅せ技に近い扱いになっており、従来シリーズの中では威力が低くダメージソースとしての活用は厳しい。 スキルの習得が装備している武器に依存する。 そのため、明らかに弱い武器などを装備する必要ができてしまう。訪れる街ごとにを揃えた方が良いため、作業感が強い。 序盤においてただの通過点に過ぎないデイドン砦にユーリのバックステップを習得できる武器が販売されているという罠がある。 販売者も目立たないところに立っている行商人であるために見落としやすく、気づけないとかなり不便な戦闘を強いられることになる。 また後半になり仲間が増えてくると、非常に短い時間間隔で誰かがスキルを習得し、そのたびに武器を変更しなければならず、大きな負担となる。 秘奥義を出すと画面が明らかに一時停止している。しかし一戦闘につき、2回目以降なら一時停止しない。 周回時、最高難易度で開始すると敵の防御力が極端に上がり与えるダメージが1になる。 『アビス』の問題点がそのままになっている。 高難易度にすると敵が露骨に後衛を集中狙いする様になるが、人型ならまだしもモンスターまでもそれが徹底しており目の前のキャラクターを無視してまで狙う。 その為、作品内で「モンスターに知恵は無い」とキャラクターが断言するにもかかわらず動きが異様に戦略的になりかなり不自然になる。 『レジェンディア』『イノセンス』『ラタトスク』にあった敵のHPのゲージはデフォルトでは表示されない。 スキルに敵のHPのゲージを表示するものはあるが特定のキャラの専用スキルなのでこれを利用するとなるとパーティの自由度を狭めてしまう。 AIの性能が低く仲間との共闘感が薄い。 本作は敵ダウン時の挙動に難が多いため、邪魔にすら感じることがある。 ダウン技を全て封印しても、フリーランからの通常攻撃で転ばせる。 OVLで敵を吹っ飛ばしてしまうため、発動タイミングによっては効果時間を大量に浪費してしまう。 主人公が常用できる秘奥義が実質的に1つしかない。 術の詠唱を完了してから、実際に効果が発動するまでが長く、ユーザーの意図するタイミングで発動することが不可能となっている。 そのため、発動時における敵の位置は運任せとなっており著しく戦術性に欠ける。 ファイアボールなど方向の概念がある術を、詠唱完了時ではなく、詠唱開始時の方向に向かって放つ。 もちろん、詠唱開始から完了まで敵が一箇所で止まってくれているなどということは無い。 操作キャラで意図的に足止めをすれば話は別だが、狙ったタイミングまで足止めするのは難しい。 その為、敵のいる場所に直接発生する術以外は使い物にならず個性が薄い。 このようなシステムでありながら発動保証のようなものは一切存在せず、たとえ詠唱が完了していたとしても発動前に潰されてしまうと術は発動しない。 敵がひたすら距離を開けようと戦闘フィールドをウロウロと逃げ回るだけの動作に入ってしまう事が有り、これが非常に鬱陶しい。 消費TP14で、5秒間完全無敵になる疾風犬という技や「被ダメージの割合が増加する代わりに、消費TPが1になる」という、メリットとデメリットが全く釣り合っていないブッ壊れ性能な要素が平然と存在する。その2つを合わせて使おうものならば…想像するに難くないだろう。 空中コンボを導入することは、本来は戦闘全体の調整にも影響することであり、たった1キャラのみに導入するなど労力に見合わない。 当然ながら調整不足な出来となっている。雑魚には無敵、ボスには通用しないと両極端である。 飛んでいる敵も同様に地上戦をメインとしたキャラが多い今作ではそれだけで大きなアドバンテージになっており、地上の敵と違い攻撃後の移動ルーチンが無いため攻撃間隔が非常に早く特にAIがまともに対処出来ず囲まれてあっという間に倒されてしまう。 全てのボスが「ゴリ押し」パターンしかない。 その為、こちらが貧弱な序盤は好き放題に蹂躙される戦闘ばかりなのに対し、こちらが強くなると逆に蹂躙するだけという戦略性も駆け引きもあったものではないバランス崩壊を起こしている。 + 2周目の世紀末具合 ほぼ全員のパーティキャラクターにハメ技や無限コンボが出来るようになり、同じ技を連発するだけでハメ技が出来る。 唯一無限コンボが無いキャラがいるが、そのキャラもダウン状態に持ち込んでしまえばハメ技が出来てしまうので意味が無い。 特に上記の疾風犬や高速魔術によって起こる通称「タイダル祭り」はファンの間であまりにも有名な究極のバランスブレイカーである。 360版に関しては、このほかにも上記の高速魔術を使った封殺技「永久ストップブロウ」や補助効果が永久になるスキルを利用した実質無敵技「永久フォースフィールド」などといったお手軽かつとんでもない組み合わせの技が大量にある。 他にも、「空中戦が実質無敵状態(*13)」や、「オーバーリミッツ(OVL)が強すぎる(*14)」など、いろいろと調整不足な部分も存在する。 逆に言えばどのキャラクターにも強すぎる技やコンボが用意されている分、強いキャラクターと弱いキャラクターの差はそこまで大きくないと言える。 この余りにも壊れたバランスを前提としているのか、不満点にあがっている戦闘面の問題はほぼ全てOVL一つで解決するという滅茶苦茶っぷり。 実績の解除が困難な物がある 「総移動距離10万Km」は普通にプレイしていては到底クリア不可能。バウルに乗ってスティックを固定して放置してクリアするプレイヤーが続出(それでも十数時間かかる)(*15)。 期間限定のスキットが多いためコンプリートに注意が必要。 敵シンボルに対して全体的に狭いマップが多く、またシンボルに接近した場合の敵の反応が非常に速いため、戦闘の回避が非常に難しい。 ソーサラーリングを使えば敵の動きが止まり先制攻撃を仕掛けられるものの、敵が通路を塞いでしまい結局戦闘を回避できない事も多い。 本作と同じくシンボルエンカウント制であり、同じ開発チームが過去に手掛けた『シンフォニア』『アビス』では問題なく戦闘を回避できる様に調整されていたため、それらと比べて劣化してしまったと言える。 シナリオ面 シナリオの始まり方が弱い 最初は盗まれた水道魔導器を追ってお使いを繰り返すというものであるが、その最初に設定される旅の目的自体が従来作品と比べて緊張感に欠け印象が薄い。 ヒロインが着いてくる理由は命を狙われている人物にその状況を伝えたいからと一見まともそうだが、当人にそのことを伝えても特に帰ることなくユーリについていくので、理由としては薄い方である(*16)。 物語の導入部におけるスケールやインパクトといったものとは無縁。当然、間で起こるイベントもそれ以下の重要度のものが並びやすく、あまり盛り上がらず淡々とした展開が続く。 こうなった原因の1つは賛否両論点でも取り上げられているが、主人公が歴代作品に比べて大人びていることにある。 冒頭で近所が大変なことになったり牢屋に入れられたりというイベントが発生するが、解決に向かう意志こそあるものの、冗談を交えた会話をするような余裕を見せるためどこか緩く見えてしまう。 これまでの主人公(や冒頭でリードするキャラクター)は精神的な幼さゆえの呑気さはあれど変化する事態への反応がはっきりしていたため盛り上がりに不満は少なかった。 中盤までの筋は纏まってはいるのだが、最終章に入ってからは伏線もなしに唐突に「精霊」や「マナ」といった単語が登場し、説明も無いまま半ば超展開となっていきユーリたちに都合よく事が進んでいく。 ファンからも最終章は微妙、いらなかった等と低く評価されやすい。最終章はラスボス絡みの矛盾点が生まれたため無いほうが締まっているという意見や、ラスボスと敵対する理由が分かりにくいという意見がある。 また世界規模の窮地に立たされる事でユーリの罪が忘れ去られる(前述の通り、正確には特赦が出ている)など、メインテーマの「正義を貫き通す」が蔑ろにされている節もある。 第二部までに描写してきたことと何の関係もない方向に話が進んでそのままエンディングという、シリーズ中で比較しても相当粗い部類に入ってしまっている。 いっそユーリとフレン、そして帝国との確執を徹底的に深掘りした上で法の側の象徴としてたびたび登場するフレンをラスボスに昇華させれば話を畳めたのではないか、もしくは第二部の大ボスをそのままラスボスにすればよかったのではないか、という意見も多く出た。 出番が多い割に人物像の描写が薄く、ただの狂人としてフェードアウトしてしまうキャラがいる。 設定は存在するのだが描写されないため、初見では置いてけぼりにされる人もいる。 壊れた言動などでそこそこ人気がある一方、作中で重大な事件を起こしたり何度も戦ってきたキャラに関して、一狂人のまま顛末も無く話を終わらせてしまうのを受け付けないユーザーもいるなど賛否が分かれている。 期間限定のサブイベントが多い。 技の習得イベント、料理のイベントなど、システム的にも無視しがたいタイプのものも中盤から随所にちりばめられている。 中にはその期間限定のイベントを見ないと発生しないイベントもある。このような物は大抵見る気が無いのなら見なくてもいい程度のおまけ要素ではあるが、今作の場合は隠しダンジョンの条件もこれに含まれているので見逃したらセーブがない限り次の周からやり直し。 この点に関してはPS3版では隠しダンジョンの条件だけ改善されている。 3Dテイルズでは定番だった水着コスチュームが存在しない(PS3版では追加された)。 声付きのシーンで、ボイスがない台詞が入っている(PS3版では追加された)。 2周目以降、レコード(所持ガルドやプレイ時間などプレイデータの記録)を引き継ぐと閲覧済みのスキットが発生しなくなる。引き継げるものは全て引き継ぎたいという人は道中の会話を楽しめなくなってしまう。 レコード自体はさほど重要な引き継ぎ要素ではなく、スキットプレイヤーで自由に見ることは可能だが、不評が多かったのか『グレイセス』以降では改善されている。 アニメネタやBLネタなどの内輪ネタが多いのは人によっては拒否感がある。 エステルの称号に歴代キャラの「BL(*17)」そのままの説明文がある、当然シリーズプレイヤーは腐女子だけではないため批判の方が圧倒的に多い。またエステルは腐女子キャラではないため、エステルの称号としても違和感が強い。まるで製作陣がエステルの印象を貶めようとしている様にしか思いようがない印象を受けてしまう。 エステルが初登場時に着ているドレスが、その服で戦闘があるにもかかわらず手に入らない。これに関してはPS3版やリマスターでも追加されなかった。 またリタが初登場時に着ているフードも手に入らない。こちらはその服で戦闘になることはないが、PS3版やリマスターで追加されなかった点は同様。 OPムービーのシーンの多くがあまりに本編内容とかけ離れている。 OPで長めの尺を取られているキャラ同士の戦闘シーンや対立関係の大半が本編では全く生じなかったり、逆に本編では長くシナリオの中心にいるのにOPには影も形もないキャラが複数いたりする。 これまでのOPは歌のパートとムービーの切り替えがうまくマッチしていたのだが、今作はイントロを除くと微妙なタイミングでムービーが切り替わってしまう。 ユーリのアウトローかつ矛盾した振る舞い・作中での行いや『正義』の扱いについての問題点が多過ぎる。 + ネタバレ注意! ユーリ・ローウェル 元騎士団で、退団後は下町で用心棒、便利屋などの仕事を気まぐれに行なっている。シリーズ中の主人公では『テイルズオブシンフォニア -ラタトクスの騎士-』の「エミル」に次ぐ最年長だが、精神的にも熟成しており、ストーリーにおける成長といった要素は少ない。 それ故物語では若く未熟なパーティーメンバーの背を押し、逆に成長を促す等といった長兄役なポジションであり、従来シリーズの主人公とはだいぶ変わっている。 少々皮肉っぽい面があり、初対面の人間には敬語を使わない、良く思わない相手に対しては少々態度が冷たい等、フレンと比べると歳不相応に奔放な面も見受けられる。 序盤こそ、ユーリの法で裁けぬ悪党を自らの手で裁く(暗殺する)「人の正義」と、フレンの帝国を内部から是正し法秩序を築き上げる「法の正義」の対比が描かれ固有ジャンル名の「正義を貫き通す」に相応しい内容となっていたのだが、中盤以降のあるイベント辺りを境にそれらが忘れ去られ、「正義で悪を倒す」勧善懲悪なシナリオにシフトしてしまう。 物語中盤でのユーリとフェローの会話のシーンは本ストーリーの中でも特に意見が分かれる部分となっている。 その内容だが、フェローがエステルの存在を「世界の毒」(殺すべき対象)と判断し、そして「より大きなもの(世界)を守る為には斬り捨てることも必要だ」とごもっともなことを伝える彼に対してユーリが「その何を斬り捨てるか決められる程お前は偉いのかよ」とその発言を否定する、というものである。 「加害者を裁いて被害者を救うこと」と「世界と個人を天秤にかけ斬り捨てること」は明らかに別の行為であるため会話自体がおかしいわけではないのだが、この2人の姿勢に共通点があるのも事実であり「人のこと言えるのか?」という疑念を抱く人も少なくない。 ただし、これについてはその後のイベントで親友に暗殺のことを激怒されたりする他、「彼の殺人に対する心境も変わってきたのでは?」という好意的意見も存在する。 そもそも、ラゴウやキュモールは個人の判断を仰ぐまでもなく、シリーズ通して見ても珍しい(*18)超がつくほどの外道なので、ユーリだから、というわけでもない部分もある(実際に手を下すのはユーリならではだが)。 むしろ終盤にエステルが攫われた後、フレンに怒りをぶつけ、暴言を吐く場面(*19)はどう見ても八つ当たりであり、よっぽど「お前が言うな」といえる場面となっている。 ただし、ユーリは一連の事件にはエステルを攫われた自分にも責任がある事を認め、フレン側からの反論を受け付けるつもりである発言をするなど一応自分なりの筋は通している。 実際に反論をしなかったのはフレンの性格上の問題であり、そのことまでユーリの問題とは言えないだろう。 また上記の通り暗殺については特赦が出たり、終盤までユーリを責める人物はほぼ私念によるもので「おかしい意見」扱いされたり、彼の「正義」やその所業が仇になる展開や周囲から非難を受けて孤立する…などといったアンチ展開が非常に少ない。 結果的には救われる人間ばかりで不利益を被る人間は暗殺された当人とその親族(*20)以外に皆無であり、挙句サブイベントで「心の中の聖騎士様」というユーリの立場とは正反対の称号が手に入ったりと、仮にも殺生を伴うアウトローな行動理念(*21)にもかかわらずまるで善行の如く美化されており、ダークヒーローさながらの大衆社会からの疎外感や孤高さを求めたプレイヤーからは批判する声もある。 特にこの特赦については、いわば彼が「法で裁けない罪人」になってしまったという事でもあり、本末転倒であると批判する声もある。 ユーリの行動は彼によって暗殺されたラゴウやキュモールの様に私欲或いは悦楽のために他者を虐げるような蛮行では決して無く、そのうえ彼らが物語の黒幕の騎士団長アレクセイともつながりを持つ国家転覆を目論む一派と後に判明し、もはや「法で裁けない巨悪」と化していたアレクセイも含めた彼らを討つことが国や世界を救う結果をもたらした多大な功績に値するのも確かである。その辺りの捉え方によって特赦についての賛否が分かれていると言える。 ただし、本件での特赦判断自体は相応と認める立場でも、ユーリとフレンのそれぞれの正義の対比というテーマが、上述のようなアレクセイの正体と反乱などフレンが何も言えなくなりユーリの意に沿うような展開の連続となったことで、ほぼ失われてしまったのは批判的に見る向きが強い また、物語終盤においても自らが罪人であることの自覚は強く持っているシーンこそあるが、騒動が全て片付いたら自らフレンの元に自首するようなことはなく、そういった素振りを見せることも一切なかった。 このため、後述のジュディスに関しては「ケジメをつけさせる」と言っておきながら、国から公に許されている立場であるとはいえ自分自身の所業に関してはロクにケジメをつけておらず、前述のようにケジメを強いられるような展開も無い為大甘にも程があると批判的に見る向きもある。 本作の転換点であるギルド結成についても「ラゴウを暗殺した翌日」「首領はカロルがなるようにと提案する」という点で批判される事がある。シナリオを進めると最大手のギルドの首領であるドン=ホワイトホースが、自身があずかり知らぬところで部下(息子)のやった事のケジメとして首を差し出す展開があり、ユーリは彼の覚悟を見て直前にギルドに損害を与えて失踪したジュディスを「ケジメをつけさせる」と追いかけるのだが、自身の暗殺がギルドに迷惑をかけているとは一切思っていない(*22)。 ドンの一件から場合によっては首領が責任を問われるのが示されているのに、抜けようとする素振りすらなかった(*23)。 なお、後のスタッフの発言に「ユーリ以外の仲間キャラは頼りないし、ユーリを引き立たせる役割がある」というものがあり、ユーリへの評価が荒れる一因となっている。 相反する正義を持つフレンも「ユーリを引き立たせる為のライバル」と、本作の人間関係が彼の持ち上げを主軸にした構図になっているのは些か問題である。 総評 本作は360最大のキラータイトルとして期待され、廉価版も含めると最終的に25万本もの売り上げを記録した。これは2017年現在において日本での360ソフトの最高記録であり、現在もこの記録を破るソフトは存在していない。本作の為だけに本体を購入したというファンも多かったという。 賛否が分かれるのは、終盤以降のシナリオ面、「正義の対比」という複雑な主題を掲げているにもかかわらず、一方の正義側が圧勝してしまう展開になってしまい、それが活かし切れてないように思えること、クリア後から大崩壊するゲームバランスなどがあげられる。 また、後述するDLCに関する評価や移植に対する評価などにおいて、本ゲームに付随する内容への評価は大きく割れている。 DLC レベルがDLC販売されたのは、シリーズ中でも本作が初。 他にも合成素材やスキルセット、ゲーム内通貨などが、「本編でも手に入れられるが有料DLCでも購入できる商品」として販売された。 また箱版のインタビューでは「本編で入手できないものはDLCとして販売しない(*24)」という発言があるがPS3版は…。 PS3版でDL販売されたコスチューム(正確には内部的に存在する称号を解禁するためのアンロックキー)は、1つ300円の「なりきりコスチューム」が4種類×9キャラ分、1つ150円の「『TOA』生誕記念コスチューム」がユーリ・エステル・フレンに1つずつの計39種+αが販売されている。 専用称号関連のDLCを全て買うとなると総額は12,050円。各種トロフィーには影響しないため、ご利用は計画的に。 2010年5月28日に出た劇場版BD予約特典はユーリ・エステル限定でフェドロック隊コスチューム(*25)だが、劇場版では主役クラスだったフレンには何故か用意されなかった。 テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版) 対応機種 プレイステーション3 メディア BD-ROM 1枚 発売日 2009年9月17日 通信機能 PlayStation Network対応(DLC配信) 廉価版 PlayStation3 the Best 2012年8月2日/3,800円 判定 良作 ※360版と異なる内容の項目のみ表記する。 概要(PS3) 360版と比べると多くの変更点・追加要素がある。問題となった戦闘バランスは若干の改善が見られるものの調整し切れてはいない、新キャラ・パティの度重なる乱入は話の腰を折っている(*26)、フレン加入はテーマの消化に悪影響を及ぼしたと指摘されることも多い。 イベントスキップやアイテム取得時のグラフィック・説明文表示といった機能は後の作品でもお馴染みとなる(*27)。 代表的な変更・追加箇所の例を以下に示す。詳細な内容についてはこちらを参照。 新パーティキャラクターパティ・フルール追加。 フレンのパーティ加入時期の増加・延長、正式加入。 「スペシャルフラッグR」(ラピードをパーティトップにすることが可能)追加。 「アーツボール」の追加 (術技セット数が2倍に)。 イベントのカメラワーク・演出見直し。イベントスキップ機能追加。 新コスチューム、アタッチメント、術技追加。 新ダンジョン、新ボスキャラクター、新ギガントモンスター追加。 サブイベントの追加・拡張。桜庭氏の新曲12曲追加。 『テイルズ オブ バーサス』初回特典にPS3版『ヴェスペリア』のオリジナルスキット解放のプロダクトコードを同梱。 メインシナリオのフルボイス化。 ゲームバランスが調整された。360版で強すぎると言われた技で、中でも意図的な仕様でないものは修正されている。 数々の無限コンボ・ハメ対策としてボスに鋼体を追加したりなどされたものの、新たに別の手段が発見されており、根本的な解決には至らなかった。 究極のバランスブレイカーとされた「タイダル祭り」は意図的な仕様として、元と近い形で残された。 同じく究極のバランスブレイカーである「疾風犬」は修正されるどころか、この技のスキル変化で被弾するまで攻撃範囲が広がる「幻鋭犬」が追加され悪化した、しかも疾風犬と兼用も可能。 最強クラスの戦闘能力を持つ隠しボスが追加。それに伴い裏ダンジョンも新たに追加された。 迷路上に張り巡らされた各エリアを戦闘フィールド上で連戦をこなしながら移動する、という特殊な形式になっており、中には鋼体付きかつ特定の属性以外を全てダメージ1にしてしまう敵が登場するなど、かなりの高難易度ダンジョンとなっている。最深部にいるボスも、 こちらの壊れた強さを大前提とした凄まじい戦闘力を誇る。 闘技場に参加していないパーティメンバーとも対戦する事ができるようになった。こちらもラスボスと同等、もしくはそれ以上というほどのかなりの強さなので、苦戦は必至。 テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER 【ているず おぶ ゔぇすぺりあ りますたー】 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション4Xbox OneWindows 7/8/8.1/10(Steam) 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 QLOC 発売日 2019年1月11日 定価 【Switch/PS4】 通常版 5,700円 初回限定生産版 11,000円【One】 5,700円【Win】 オープン価格(*28)(全て税抜) 判定 良作 ポイント 10周年記念のリマスター版英語音声を追加収録 概要(リマスター) 360版発売から10年目を控えた2018年6月10日(北米時間)に開催された「Xbox E3 2018 Briefing」にて発表されたHDリマスター版。国内向けには同年9月11日に正式発表された。 これまでのシリーズタイトルは移植・リマスター版を除けば1タイトル1機種で展開され、マルチ展開はPS4/PS3といういわゆる「縦マルチ」のみだったが、今作はシリーズ初の他機種マルチで発売された(*29)。 基本的には解像度やフレームレートの向上が主な変更で、内容はPS3版と変わっていない。 評価点(リマスター) 前述の通り、解像度、フレームレートが向上し、快適性がアップした。 解像度向上に合わせてテクスチャも高解像度化されている。Win版は最大4Kで、他の機種もフルHD対応。Switch版の携帯機モードで持ち歩けるようになったのも好評を得た。 なお、セーブ画面はXMBの機能をそのまま使っていたPS3版から360版の画面に戻されている。 英語音声、多言語字幕に対応した。 ゲーム起動時に日本語音声と英語音声を選択可能になっており、選択した言語に応じてOPムービーの主題歌も変わるようになった(*30)。 後のシリーズ作品で採用された戦闘後の掛け合い台詞の表示にも対応した。 360/PS3版で配信されたDLCが一部を除いて収録された。 コスチュームは『ケロロ軍曹』などの版権関連はなくなったものの、劇場版BDの特典だった「フェドロック隊制服 軽装ver」「フェドロック隊ごっこ」も収録。PS3版予約特典のTOAなりきりコスチュームは通常販売版の髪色違いのみが収録されている。 あの物議を醸したレベルDLCやガルドDLCも収録されているので、難所の攻略などで使ってみるのもいいだろう。 なお、DLC自体は360/PS3版同様、各機種のストアからダウンロードして該当アイテムを使用することで有効になるので、DLC未適応状態でのプレイも可能。 問題点(リマスター) 発売当初は術技ショートカットやターゲット機能が正しく機能しなかったり、フリーズや一部イベントが発生しないなど大小様々なバグがあった。 現在は2019年3月7日に配信された修正パッチで大方修正されている。発生していた問題の詳細も公式サイトで公開されている。 各キャラクターのお試しスキルセットのDLCがなぜか未収録。 本作の戦闘はバックステップすらスキルを習得するまで使えず、序盤のモッサリっぷりの要因にもなっている。このため、いくつかのスキルを早めに習得できる同DLCがあると大分違うのだが…。 実際にはそこまでスキルセットDLCを問題視しているプレイヤーは少ないため、これを問題点に上げるのはどうかと思われる。 PS4版のみの問題点としてロードがPS3版よりやや長め。 エゴソーの森でのロードが特に顕著でエリアによっては戦闘時に10秒近く待たされることも。 パーティメンバーの名前が変更できなくなった。 ゲームのプレイに直接影響する訳ではないとは言え、360/PS3版に存在した機能を削除してしまうのは改悪でしかない。 総評(リマスター) 基本的にはPS3版に準拠しつつ、細かい部分での追加要素やDLC無料化、フレームレートなどの改善が嬉しい手堅い内容のリマスター移植である。 様々な改善、調整、追加がなされたPS3版からさらに調整された今作はシリーズ代表作を争う評判を得ているのは確かであり、良作以上の水準に達していると言えるだろう。 Switch版は携帯機として気軽にプレイできるという大きな利点もあるので、ヴェスペリアに興味があるなら是非手にとって頂きたい逸品である。 余談 「ユーリの外見が女性的であること」は公式もネタにしている。というかゲーム中に勘違いするモブがいる。 さらに公式のイベントにて、ユーリと担当声優・鳥海氏にメイド服を着せて登場させていた。こういった行動を取る公式に嫌悪感をしめすファンも多い。 そもそも彼は長髪であるものの身長180cmと長身で体格も引き締まっており、声も低め…と、年相応の男性らしさを持っており、美形ではあっても女性的かと問われれば間違いなくNOである。それを公式からして強引に女性要素と擦り合わせようとする行為そのものへの反感もある(*31)。 確かにユーリに女性然とした振る舞いをさせるネタそのものはファンの間で盛んに行われているが、あくまでファンの間だけで盛り上がるからこそ栄えているのであり、公式が目をつけてプッシュしても顰蹙を買ってしまいがちである。 一迅社の4コマ漫画ではユーリが「俺が女装すると美人過ぎて女性に失礼」と笑いながら語るネタがある。 スタッフによるとユーリのコンセプトは「ダークヒーロー」だそうである。暗殺シーンを筆頭にダークな面があるが「孤独、日陰者」といったイメージは無く、仲間と和気藹々と旅をしたり、町の人や主要人物に頼りにもされる王道の要素も持つ。その為「ダーク」か「王道」か、個人の見解によって分類が分かれる、ある種珍しい主人公でもある。 しかし、上記の指摘のように「ダーク」と言うには些か作中で賞賛されてる感が強く、「ダーク風味のいつものテイルズ主人公」という趣旨の評価が下されることも。 主要キャラクターの1人フレンは『ギルティギア』のカイ=キスク、『アビス』のガイ・セシルと共通点が多く容姿も似ている。もっとも、藤島氏は「ガイとフレンは似ていない」と否定している。 漫画家に「キャラの顔が似ている」と言うのは侮辱に等しいが、ガイとフレンは『レディアントマイソロジー3』のOPアニメで共演していたり名コンビとしての人気投票で上位だったりと公式もファンもセットにしたがっている。 カイの場合、騎士団の団長を務めたこと、服の色、主人公の知人、真面目な性格など、ガイ以上に共通点が多い。 パティの紹介の際に「テイルズ初の海賊キャラ」とかかれているが、厳密には『エターニア』に海賊キャラのチャットがいる。その為、この記載に関して一部で物議をかもした。 この発言をした樋口氏は『デスティニー2』から開発に参加しているため、自身が関わるより以前の作品の内容を正確に把握していなかった事が原因であると思われる。ただし、確認せずにこういった発言をした事は軽率であったと言わざるを得ない。 1作目『ファンタジア』の頃からアニメネタを隠し入れる事の多いシリーズだが(*32)、本作にも同様のネタがあちこちに仕込まれている。 カロルには360版でもカエルのコスチュームがあったのだが、PS3版ではさらに有料DLCで『ケロロ軍曹(*33)』コスチュームが販売された。これはカロルを演じている渡辺久美子氏の声優ネタ。パティを演じている斎藤千和氏もケロロ軍曹で日向夏美役として出演しているため、ケロロ軍曹の姿をしたカロルとパティをパーティに入れて戦闘に勝利するとパティが夏美のセリフを言う。 その後テイルズスタジオ監修の『ケロロRPG』が発売されたため、その伏線ではなかったかとも言われている。 ジュディスのセリフ「水被って反省なさい」もネタ。これは久川綾氏が担当した水野亜美(*34)の決め台詞である。 ヒロインであるエステルは、開発スタッフからもいまひとつ愛されていないと思われる発言がインタビューなどで散見される。このため一部では「今後のクロスオーバー作品で冷遇されるのでは?」と危惧する声もある。今のところ目立った冷遇はないが、他のキャラと比べると外部にあまり登場していない。 ちなみに、2012年に発売された『PROJECT X ZONE』には、テイルズ オブ シリーズ代表としてユーリとエステルがペアユニット、フレンはソロユニットとして参戦している。 ただし、2015年に発売された『PROJECT X ZONE 2』ではヴェスペリアが続投参戦したものの、ユーリとペアユニットを組むキャラがフレンとなり、エステルはソロユニットに変更となった。とはいえ、前作から続投している作品ではそのほとんどがペアユニットの組み合わせが変更となっており、当作品に限った事ではない。 某まとめブログの看板に使われている(無許可)ので、外部からは妙なイメージを持たれる事も。 『アビス』と同様に、本作もお祭りゲーに出た時のユーリの持ち上げおよび優遇が過剰すぎる為、不満を漏らすファンは少なくない。 詳細は省くが『レディアントマイソロジー3』ではそれが特に顕著になってしまった。 PS3版の攻略本でのスタッフインタビューでは「タイダル祭り」に対して出来る限りの形で残したいと言っている辺り、意図的なバランスであることがうかがえる一方、疾風犬などのバランスブレイカーやハメ技については深く反省している様子もうかがえる。流石にスタッフもやりすぎたと思ったのだろう。 実際これ以降の作品では、ヒット数に応じた硬直時間の短縮化や一定時間で自動復活する鋼体の存在など、ハメ技や無限コンボの類に対してかなり明確な対策が取られるようになる。 『テイルズ オブ グレイセス』の予約特典はユーリ、リタ、パティのコスチュームが手に入るプロダクトコードだった。(PS3版では魔法カルタの景品)それぞれアスベル、シェリア、ソフィが着用するコスチュームである。 これらを加えるとDLCで手に入るヒューバートがフレン、マリクがレイヴンと、『ヴェスペリア』だけ異様にコスチュームの数が多い。しかもヒューバートに至ってはすごく似合ってないと専らの評判である。 他は『デスティニー』『デスティニー2』『シンフォニア』『アビス』のコスが1~3つと非常に偏っている。 シンフォニア、アビスから続くシンプルな戦闘システムの最後の作品であり、本作をベースにして発展させたものをプレイしたいという声も一部にはある。 以降の作品は複雑なシステムや仕様が絡むものが多くなり、良くも悪くも戦闘システムの敷居が高くなりつつある故だろう。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/1318.html
称号:テイルズオブバーサス ファンタジア クレス・アルベイン チェスター・バークライト ミント・アドネード アーチェ・クライン ダオス デスティニー スタン・エルロン リオン・マグナス フィリア・フィリス マイティ・コングマン エターニア ファラ・エルステッド デスティニー2 カイル・デュナミス ナナリー・フレッチ ハロルド・ベルセリオス バルバトス・ゲーティア シンフォニア・ラタトスクの騎士 ロイド・アーヴィング コレット・ブルーネル クラトス・アウリオン プレセア・コンバティール リヒター・アーベント リバース マオ ユージーン・ガラルド レジェンディア セネル・クーリッジ アビス ルーク・フォン・ファブレ ティア・グランツ ジェイド・カーティス アニス・タトリン アッシュ テンペスト カイウス・クオールズ イノセンス ルカ・ミルダ イリア・アニーミ ヴェスペリア ユーリ・ローウェル リタ・モルディオ ジュディス ハーツ シング・メテオライト コハク・ハーツ
https://w.atwiki.jp/syeru2122/pages/16.html
テイルズ オブ ヴェスペリア〜永久の騎士〜 (Tales of Vesperia〜Permanent knight〜) これは、ヴェスペリアの50年後が舞台で 主人公達の多くはユーリ達の孫(子供) あらすじ 古代の技術で生み出された魔導器の恩恵を受ける世界テルカ・リュミレース。 人々は、魔導器の力によって街に結界を張り、魔物に脅かされることのない平和な日々を送っていた。 しかし、魔導器によて乱されたエアルが古代文明を滅ぼした”星喰み”を蘇らせてしまった。 世界は滅びを待つだけかと思われたが、人々は魔導器を捨て星喰みに挑み打ち破た。 そして、世界に再び平和が取り戻されて、50年の月日が流れた・・・・・ ストーリー 帝都ザーフィアスに住む青年リヒターはある日、親友のバルフレアとエミリアと共に城に侵入したが、 騎士に見つかり牢屋に投獄されてしまう。脱獄したリヒターはエミリアを助け、バルフレアを探すために城内へ、 バルフレアを探しているとエステリーゼと出会った。 エステリーゼはリヒターの祖父であるユーリと世界を巡った仲間だった。 彼女の案内でバルフレアと再会したリヒターは祖父の死について話を聞くが、エステリーゼは何も話してくれなかった。 「真実を知りたいなら『凛々の明星』のカロルの持つ本に全て書かれています」と言った、全てを知るために帝都を旅立つのであった。 その旅のさなかで自分を取り巻く世界と、目を逸らすことの出来ない現実に直面することになる。 凛々の明星編 エステリーゼはリヒターは祖父の死について何も話してくれなかった。 彼女から聞いた手懸りを頼りに旅立ったが、その先にある困難を彼自身の運命とともに知ることとなる。 星喰み・過去編 新たな精霊ルナシェイドが誕生しエアルクレーネも落ち着いたと思われたが、突然大量のエアルがリヒターを襲い気を失なった。 リヒターが目を覚ますとそこにはユーリの姿が在った。そして彼を呼ぶ声が聞こえ戸を開けて入って来たのは、 なんと若き日のエステリーゼだった。 動乱編 リヒター倒れ目を覚ましたのは、2日後だった。しかし経った2日で世界は大きく変化していた。 突然「凛々の明星」で帝国とギルドが衝突し新たな戦乱が始まろうとしていた。 世界混乱編 帝国とギルドとの戦いはエステリーゼとカロルが帝国とギルドに語りかけて戦乱は治まった。 しかし、バルフレアの兄のザントルマンと騎士団長のヴェーラスが謀反を起こしたのであった。 星喰み再来編 今まで道理の生活に戻れると思われたが、今度はアスピオを中心に行方不明者が増え始め今度はタルカロンの塔が動き出し、 マナを吸出し始めた。 そして、リヒターの体に異変が現れた。 用語 ギガントモンスター 世界各地に18体存在するボスクラスのモンスター。エアルの暴走などで群れを成す者もいる。 テルカ・リュミレース リヒター達が暮らす世界。一般人の大半は外に出ることもなく生涯を全うすることが多い。 クリティア族 テルカ・リュミレースに存在する人間に近い種族長い耳とその後ろから伸びている触覚が特徴。 性格は楽観的で好奇心旺盛かつマイペース多くのクリティア族は学者肌で争いを好まず、人間とは友好的な関係にある。 空中都市ミョルゾに住むクリティア族は、外界との交流を断ち魔導器を破棄した生活をしている。 ナギーグという物に込められた情報を読み取る特有の力を持っており、 クリティア族はその力のおかげで戦闘に武醒魔導器を必要としていない。 エアル 世界が最初に形作られた際の余剰エネルギーが地中に溜まったもの酸素のように空気に紛れて存在する。 テルカ・リュミレースのエネルギー源魔導器はエアルを吸収して動作する。 濃度が高ければ高いほど人体に悪影響を与える点で酸素と同じ。 マナ 精霊によって生み出されている高密度のエアル。 多くの属性があり、地域ごとに集まるマナが違う (マンタイクならイフリート、ザーフィアスならウンディーネ)。 エアルクレーネ 世界に点在するエアルの源泉世界のエアルの総量を保つようエアルを放出するために基本的に 濃度が高く現在では周囲の環境は異常な発達を遂げている前述の通り人間が入ることは難しいことが多い。 エアルが消費されればされるほどそれを補うためにエアル放出が活発になり環境異常が起きやすくなる。 最近はエアルの枯渇が問題になっている。 ↓用語のみ 魔導器(ブラスティア) 古代の遺産。その動力源である魔核(コア)は簡単なものなら復元は成功しているが、 現代技術で作ることは基本的に不可能。 遺跡から発掘される。完全な形のものは数が少ないため、一般人はなかなか手に入れることができない。 ギルドに所属していると手に入れる機会はあるらしい。色々な魔導器を集めた全集も存在するらしい。 武醒魔導器(ボーディブラスティア) 着けていると己の能力を高めてくれる魔導器。 これがあれば一般人でも強力な魔術などを使えるようになる。 武器や防具に込められている武能(スキル)を読み込み、獲得するのに使うことができる。 結界魔導器(シルトブラスティア) 主な町に設置されている、その名の通り、町を守る結界を作り出す。 ハルルの結界魔導器は、樹と同化した有機型のもの。 水道魔導器(アクエブラスティア) 噴水等、水の供給に使われている魔導器。 心臓魔導器(カディスブラスティア) 心臓の代替として人体に埋め込むことで、生命力を動力とし心臓と同じ働きをする。ヘルメスの開発したヘルメス式魔導器の一種。 ↑用語のみ 助力魔導器(サポートブラスティア) リタ・モルディオによって作られた魔導器。人の本来の身体能力を最大限に引き上げるための魔導器。 従来の魔導器とは異なり魔核は精霊の力の籠った宝石を利用いる。 プロトタイプの物は49年前に出来ていた。 リヒター達が持っているペンダントなどのアクセサリーがこれである。 武醒魔導器と同じ能力を持っている。 現在は結界魔導器など生活に関わる魔導器を作るためにアスピオの魔導士が試行錯誤している。 ヘルメス式魔導器(ヘルメスしきブラスティア) 60年前の人魔戦争のきっかけとなった魔導器。 本来は製造可能ではない現在の文明によって作られ、 その存在は世に明らかにされていない。 従来の魔導器より強力だが遥かに大量のエアルを消費するため、 各地でエアルが大量発生する直接の原因となっている。 飛空艇リョスアルブ 古代遺跡から出てきた飛空艇。エアルを使わずマナを使うが、 システムが壊れているため使えなっかたが ユーリの力で新たなシステムを構築し使えるようになた。 リゾマータの公式 これまで生産、消費されるだけであったエアルを還元させる事で無用なエアルの乱れを抑える為の方程式。 始祖の隷長(エンテレケイア) テルカ・リュミレースに存在する動物が、長い時間を経て独自に進化を遂げた存在の総称。 その進化形態のために多種多様な姿が 確認でき、体は総じて巨大。 人語を解する高い知性を有しており、人間の姿を模したり対話が可能な個体も存在する。 大気中のエアルを摂取することで自らの活力とするという共通の習性があり 独自の視点で世界を管理している存在ともいえる。 精霊 意味は古代の言葉で「物質の精髄を司る存在」。始祖の隷長がさらなる高次へと進化したもの。 聖核の元となった始祖の隷長の生まれ変わりとも言える存在で、以前の記憶・人格も保持している。 精霊たちの名前は全てエステルが名付けている。「精霊」というカテゴリーはウンディーネ誕生時にユーリが考案したものだが、 実はそれ以前にヘルメスによってその存在が仮定されていた。ただし彼のいう精霊は、人も始祖の隷長も滅び去った遠い未来に、 全てのエアルがマナを経て変化する存在であり、聖核・魔核から変化したものとは異なる。 聖核(アパティア) 始祖の隷長が長い年月をかけて自らの体内に凝縮させたエアルの塊で 始祖の隷長が命を落としたときに結晶となって生まれるもの。いわば彼等の命そのもの。 人魔戦争 60年前にテムザ山で起きた、人と魔物の大きな戦争。 その真相は謎に包まれていたが真実は太古の盟約を破り、 世界に害為すヘルメス式魔導器を 人間が使用することを危惧した始祖の隷長と人間達との戦いであった。 宙の戒典(デインノモス) 60年前の人魔戦争に失われたとされる、皇帝の証となるもの。 皇位継承の際に必要であるのだが、前々皇帝在位中に紛失したために 皇帝即位の儀式が行えなかった。 どのような形状をしているのかは一般的にわかっていない。 実はビュールが持っている 剣がそれであり、エアルに直接干渉する力を持っている。 その正体は古代ゲライオス文明の末期に始祖の隷長と古代人が共同で 作り出した究極の魔導器。「リゾマータの公式」が搭載された唯一の物で、エアルに直接干渉する力を持っている。 魔装具やタルカロンとも何らかの関連があると思われる。 星喰み(ほしはみ) クリティア族の太古の伝承にある、エアル乱れる時に現れる星一つを覆うほどに巨大な「災厄」 かつての頃に星喰みは 退けられたとされるがどのようにして退けられたのかまた星喰みとは どのような災厄であるのかについては伝えられていないしかし、 それを口伝として現在も真相を知る者がいるという。 その正体は、皮肉にも世界を守ろうとするあまりエアルを過剰に摂取して 暴走の果てに変異した始祖の隷長達の成れの果て。この物語では別の形で登場する。 ザウデ不落宮 世界を襲った災厄である星喰みを打ち破ったと云われている、究極の魔導器。単に「ザウデ」とも呼ばれる。 復活には起動キーである宙の戒典が必要だが、本物をデュークに持ち去られ複製にも失敗したアレクセイは、 聖核とエステルの力を代用する事で復活に成功させた。 災厄を打ち破ったという記述からアレクセイはザウデを 巨大な兵装魔導器と考え世界を支配するために利用しようとしたが、その正体は古の満月の子たちの命を 動力にした巨大結界魔導器で、星喰みを封印していたに過ぎなかった。 後にアレクセイがシステムを起動してしまった事で結界は崩壊し、星喰みは帰還した。 地下部分に「望鏡の墓所」という空間があり、ザウデの動力として命を差し出した満月の子たちの 遺体が壁面に収められている。 また、下層部には千年前の戦いで始祖の隷長との和解を拒んだ 満月の子が幽閉されているた「十六夜の庭」、 最下層には封印された古の始祖の隷長の盟主の骸があった。 凛々の明星(りりのあかぼし) 夜空で最も強い光を放つ星で、災厄と戦い世界を救った兄妹の兄とされ戦いの後は星となって空から世界を見守っていると されているその輝きから「空から見守っている」とあるが、その正体は星喰みから世界を護るための超巨大結界魔導器の制御衛星であり ザウデ地上部分と対を成す「満月の子」が打ち上げた上空の人工衛星を指す世間では、夜空の一番星として親しまれていた。 満月の子(まんげつのこ) 古い伝承に伝わる女神「凛々の明星」の妹であり、世界を災厄から救った後は地上に残り、 大地を見守っていると伝えられている。 実際は、エアルを力に変え、魔導器がなくとも術が使える能力を持った古代の指導者たちの総称。 その能力は世界のエアルを乱し、始祖の隷長達に「世界の毒」と疎まれていた。 人間の過ちで世界に災厄が降りかかった時、「満月の子」たちは指導者として世界に償うために、災厄を封じるための 「ザウデ不落宮」の原動力として自ら犠牲となっていった。 皇帝家は僅かに残った「満月の子」の末裔であり 代々の皇帝は微々たるものだが能力を受け継いでいる。 しかしアクオンはエステルより満月の子の力が 強く原初の「満月の子」より力を持って生まれ、 その力は歴代の皇族の中でも最強と言われている。 「十六夜の庭」の住民は、皇帝家よりも「満月の子」の血筋を色濃く残しており、顔立ちや髪の色がエステルに似ている。 魔導器戦争 18年前に帝国とギルドがある魔導器を巡って起こった戦争。 何者かがヘルメス式の魔導器を作り、 人々に「この技術を帝国(ギルド)が独占している」と、言い始まった戦乱。 人質を取ったギルド紅の絆傭兵団が人質を殺したことで 戦争が悪化し5年にも渡って争いが続いた。 リヒター・アーネットと両親がギルドの人質になっていた。 登場人物 パーティキャラクター リヒター・ローウェル(Richter Lowell) 21歳・身長178cm武器:日本刀・剣 サブ:籠手 クラス:剣士 一人称:俺 助力魔導器:ペンダント この作品の主人公、ユーリの孫、帝都の下町に住む青年。 両親は18年前に祖父のユーリは早くに亡くなっている。 親友であるアクオンと城に忍び込み、騎士団につかまり脱獄(力ずく) 。逃げる際にエステルに合い色々昔の話を聞き、 ユーリの死に疑問を抱き旅に出る決意をした。 不思議な事にエアルに酔わない。戦い方はユーリと同じ剣をジャグリングする 奇抜な剣技を使う。魔法は本人に学ぶ気があったが全く使えない。普段は剣を腰に提げている。 セノン・シーフォ(senon Scifo) 15歳・身長158cm武器:双剣・小刀 サブ:レガース クラス:双剣士 一人称:私 助力魔導器:右手のブレスレット 本編のヒロイン、フレンの孫、下町の『明星の光』で働いてる。 母親はセノンを生んですぐに亡くなてしまい、 フレンと父親に育てられ武術がつかえる。 リヒターとは幼馴染。何時もリヒターとアクオンに振り回されている。 双剣・小刀や治癒術なども使う。 アクオン・シデス・ヒュラッセイン (Akuon Sidos Heurassein) 26歳・身長184cm武器:銃・弓矢 サブ:剣 クラス:銃士・皇族 一人称:オレ・私 助力魔導器:左耳のピアス エステルの末っ子、城には住んでいない、上の兄の嫌がらせがいやになって城から逃げた。 父親の銃を使っている、 満月の子の力はエステル以上。エステルが色々多くの学ぶようにと、 色々な学を持っている。 リヒターとは10年位前からの親友。 銃・弓と剣を操る変幻自在なスタイル攻撃回復・蘇生などの 魔法も使いこなす。高い攻撃力・防御力を誇り、 接近戦も可能なオールラウンダー。 エレアーノ(Erano) 17歳・身長170cm武器:槍/棍 サブ:レガース クラス:槍使い 一人称:私 助力魔導器:髪留め ジュディスの孫、色々あって声を出せない、始祖の隷長バウルと共に各地を放浪しているクリティア族。 学者肌の一族にしては珍しく活動的。 最初はバウル以外に対して心を開くことはせず次第に仲間や絆の価値に気づいていき 仲間たちに心を開く。 機動力に優れ、空中での一対一の戦いを得意とする、多数との戦いは不得手 アーネット・パーシバル(ローウェル)[Arnetto Pshibr(lowell)] 21歳・身長175cm武器:長剣 サブ:盾 クラス:剣士 一人称:私 助力魔導器:ペンダント リヒターの姉、18年前のギルドとの戦いに巻き込まれ、ダングレストで育ったため 最初の印象はかなり悪いが、 旅をしている内に打ち解ける。高い攻撃力・防御力を誇る、戦い方はフレンと殆ど同じ シオン・モルディオ(Seon Mordio)候補2 16歳・身長169cm武器:魔術書 サブ:帯・鎖 クラス:魔導士 一人称:僕・オレ 助力魔導器:チョカー リタの孫、アスピオの天才・秀才と噂される程の実力の持ち主。魔術に関してはリタを抜くほどと、言われている。 キレると人が変わる。他人と話すのは好きでは無い、 とても幽霊、お化けが嫌い。前衛の特技も覚えるが、 パラメータは完全な後衛魔術師である。 アリス・アルーバート(Alis Elbeto) 14歳・身長145cm武器:人形 サブ:リュック クラス:人形士(パペッター) 一人称:アリス・うち 助力魔導器:人形 ギルド『紅蓮の槍(ラバナグッラセ)』のボスの子供。かなり珍しい人形士(パペッター) エミリアを連れさらい聖核を奪おうとしたが 失敗し、ザウデでの戦いに負けたため父親のエスターと親子の縁を切られギルドもクビになった。 アシュレー・オルトレイン(Ashley Orutrein) 22歳・身長169cm武器:長剣 サブ:短剣 クラス:騎士 一人称:オレ・私 助力魔導器:短剣 シュヴァーンの孫、騎士団の隊長、聖核を探していた所にリヒター達が現れた。 最初は、敵側だが中盤で改心し仲間になる。戦い方はシュヴァーンと同じ、たまに短剣も使う。 ビュール・バンタレイ (Byulu Pantarei) 19歳・身長169cm武器:宙の戒典・剣 サブ:投剣 クラス:魔法剣士 一人称:俺 助力魔導器:眼鏡 デュークの孫、旅の途中で騎士団に追われている所をリヒターに助けられた青年。オッドアイを隠すために右側の前髪が長く 少し視力が悪い為、眼鏡を掛けている。父親が魔導士だったので魔術の基本は完璧で自身で数多の公式を解き様々な魔術が使える。 剣術は自己流だがかなりの使い手。祖父の持っていた宙の戒典を使用すると、周りのエアルに影響が有るので余り使わない。 ユーリ・ローウェル(Yuri Lowell) ??歳・身長185cm武器:剣 サブ:グローブ クラス:剣士 一人称:オレ 助力魔導器:元の武醒魔導器(使わないけど) リヒターの祖父、死んだとされている。45年前に星喰みに体を乗っ取られてしまい霊体になっていたが聖核に魂が宿り精霊になった。 その後、世界中のエアルクレーネを巡り魂にエアルが宿り段々、実体化出来る様になった。実年齢は72歳を越えている。 精霊の力により大量の魔術が使用可能なる。剣をジャグリングするなど奇抜な剣技を使う。普段は剣を腰に佩かずに 持ち歩き戦闘の際は鞘を投げ捨てておく。達人級の剣腕。 帝国 皇帝家 ヨーデル・アルギュロス・ヒュラッセイン (Yodell Arugyuros Hyurassein) 69歳 先帝の甥で、現皇帝 気品漂う聡明な老人。お人好しではあるがなかなかの辣腕家で、政治手腕は確か。 過去に評議会のラゴウに拉致されて行方不明になっていたが後に フレンやその場に居合わせたユーリに救出された。 フレンのことを強く信頼しており、同じ次期皇帝候補であったエステルとも仲が良い 。 後に世界で起きた異変の最中に評議会により全権を委任された。 その政治手腕で現帝国を治めている。 アスカ・アルギュロス・ヒュラッセイン 12歳 ヨーデルの孫、親戚のアクオンによく懐いている。 満月の子の力は、さほど強くないが人の心の中を見ることが出来る。 エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン 68歳 アクオンの母親、帝国の副帝としてヨーデルを支えている。 息子のザントルマンの事やアクオンの事をいつも気にかけている。 アステス・フォン・ヴェレーナス 52歳(没) エステリーゼの夫、帝国の皇帝家の遠縁にあたる、その為「満月の子」の力が少しある。 しかし、持病が悪化し亡くなってしっまた。 ガイア・シデス・ヒュラッセイン 28歳 アクオンの2番目の姉、エステリーゼに似て困っている人を見過ごせない性格。 兄であるザントルマンとは犬猿の仲。 ザントルマン・シデス・ヒュラッセイン 37歳 アクオンの3番目の兄、冷酷卑劣なうえ、他人を傷付ける事を楽しむ様な外道で自分より 優れている二人の兄を殺し、 アクオンも殺そうとした。この世界を征服する為に星喰みの力を利用したが、ユーリの力で星喰みの力を消された。 剣術を心得ている為、最強のボス(ラスボス除く)になった。妹のガイアとは犬猿の仲。 満月の子の力は、ザントルマンには全く力が無くその事を負い目に思っていた。 実際は力が有ったが小さすぎた為本人もきずかなかった。 ヴィンセント・シデス・ヒュラッセイン 22歳(没) アクオンの2番目の兄、弟のザントルマンに毒を盛られ、若くしてこの世を去った。 スターレス・シデス・ヒュラッセイン 25歳(没) アクオンの長兄、弟のザントルマンの手によって殺された。 騎団 ヴェーラス 45歳 武器:剣 アレクセイの甥っ子、現騎士団長、無双の剣腕を持つ。魔導器の知識やマナに精通しており、シオンもその知識には渋々関心している。 権謀術数に長け他者の野心すら利用し裏で暗躍していた。 精霊を滅ぼし世界支配しようとするがリヒター達に阻止された。 クロス・アレイヴァス 28歳・身長 178cm武器:長剣 アレイヴァス隊の隊長、白銀の鎧に身を包んだ青年。 帝国騎士団隊長主席、すなわち騎士団のナンバー2。 部下達からは信頼されており、騎士としては噂に違わぬ豪物。平民からの成り上がりである。 隊のイメージカラーは黒。 あまりヴェーラスを尊敬していない。 ヴェーネ・フォン・ソルジェンテ 貴族出身で選民意識が強く、上官であるヴェーラスやクロスの事にも陰口をたたいている。 規範も守らず自分の都合の いいように行動し、それは時に明らかな背任行為へ及ぶ。 また、血統貴族の出身という立場だけで隊長になった能なしである為、 剣術は超素人。 カナリア曰く「ありえなく気持ち悪い人」。隊のイメージカラーは紫。 キャナリ・オルトレイン 21歳・身長167cm・武器:弓矢 シュヴァーンの孫、アシュレーの妹、騎士団ではアシュレー隊の一小隊長、兄のアシュレーに似ず真面目で誠実な騎士。 ギルド 凛々の明星(ブレイブヴェスペリア) 元は3人(と1匹)だったギルドを20年で100倍に増やした。7つほどのギルドをまとめる巨大ギルドで 『希望の明星 凛々の明星』を治めている。 カロル・カペル 63歳・身長177cm・武器:斧 ギルド『凛々の明星』の首領、 ユーリの死について詳しく知る人物の一人。 その他 ジュリア・フォン・シェルブッリク 22歳(故)・身長169cm ユーリの奥様、子供を生んだあとすぐに亡くなってしまった。 ユーリとの約束を守れなかったことを悔み亡くなった。 元々は貴族であったが、父親との仲が悪く家を追い出され下町でユーリに会い一目惚れし、 3年間交際をして結婚した。 エイレイティア 精霊を探している謎の女性。実は始祖の隷長アーステイア。 オーエース 自称『凛々の明星の申し子』物凄いナルシスト。いつも3人のお供がいる。 ユーリをライバル視したいるが、実際ただの変人。 マーキュリー オーエースのお供の1人。眼鏡を掛けている背の高い女性で紅一点。 アプロディ オーエースのお供の1人。杖を持った背の低い少年。 ハスーディ オーエースのお供の1人。剣を持った普通の男性。 始祖の隷長 オーフェン ユーリが精霊になる為の聖核になってしまた始祖の隷長。 アーステイア この世界に居る最後の始祖の隷長。他の始祖の隷長が精霊になった理由を知る為に人の姿をしていた。 バウル クジラのような姿の始祖の隷長。心の絆で繋がったジュディスの相棒で、60年前の人魔戦争で彼女を戦争から救った。人語は話せないが、 ジュディスの家系の者と意思疎通ができる。種族の中でもまだ若い方で成長の余地を残しており、聖核を生成できるだけの エアルを有していない。 精霊 ウンディーネ 美女の姿をした水の精霊。名前は「水を統べる者」を意味する。 イフリート 蜥蜴のような姿をした、豪胆な火の精霊。名前は「力強く猛々しい炎」と「灼熱の君」を意味する。 シルフ 妖精の姿をした風の精霊。名前は「風を紡ぐ者」を意味する。 ノーム 小動物の姿をした地の精霊。人語は話せない。名前は「根を張る者」を意味する。 セルシウス 女の姿をした氷の精霊。お供として氷の狼フェンリルを連れている。 名前は「蒼ざめし永久氷結の巫女」意味する。 ヴォルト 帯電する球体に目玉が付いたような姿をした雷の精霊。名前は「猛き神が振るう紫電」を意味する。 マクスウェル 老人の姿をした元素の精霊。名前は「老成なる元素を統べし者」を意味する。 オリジン 源を司る精霊。名前は「天、地、人その源流」と「命数を掌握せす王威」を意味する。 ルナシェイド 光と闇の精霊。ユーリの魂と聖核とで出来ている為、姿や声は同じ。名前はアクオンが付けた。 名前は「光と闇の王」「天地を貫く光華」「大いなる暗黒の淵よりいでし者」を意味する。 全ての属性の魔術を使う事が出来る、そして、全精霊の中で最も力がある。 過去編 ストーリー 魔導器が失われ5年の月日が流れた。しかし、これから世界は今まで例の無い事件が起ころうとしていた。 登場人物 パーティキャラクター 凛々の明星(ブレイブヴェスペリア) 「義をもって事を成せ、不義には罰を」 「一人はギルドのために、ギルドは一人のために」を信条とするギルド。 他と異なり掟らしい掟はなく、前述のものは活動理念といった方が正しい。メンバーはカロル(首領)、ユーリ、ラピード、ジュディス。 メンバーは個々が独自の目的を持って旅をしており有事の際には団結する強い結束力も見せる。 ユーリ・ローウェル (Yuri Lowell) 27歳 身長185cm 武器:剣 サブ:グローブ クラス 元騎士、凛々の明星:幹部 一人称:オレ 帝都ザーフィアスの下町に住む青年。宿屋に居候して用心棒の真似事をしていた。 かつて人々を守る為にと騎士団の門を叩いたが、 腐敗した現実を目の当たりにし退団した。 下町のため思って騎士と何度も対立しては、数々の小さな犯罪を犯して投獄されている。 デザートなどの甘い食べ物が好きで、嫌いな食べ物は特にない。 事件やトラブルに遭遇しやすく、仲間達からは『何かに憑かれている』 と言われることも。 皮肉屋だが根は人情にあふれ、困っている人を見ると何だかんだ言いながらも放っておく事ができない。 私欲の為に人々を傷つける者を何よりも憎み、自らの手を汚そうとも暗殺という方法で 自らの「正義」を貫いており、 騎士である親友フレンとは考え方の違いから対立している。 己の意思を曲げずに貫き通す決意を固めたアンチヒーローで、 自分の行為の結果がどうあれそれを受け入れていく「覚悟」を持ち合わせている。 戦闘では剣をジャグリングする、奇抜な剣技を使う。 魔術は本人に学ぶ気がないために全く使えない。普段は剣を腰に佩かずに左手で持ち歩いている。 エステル (Estelle) /エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン(Estellise Sidos Heurassein) 23歳 身長169cm 武器 剣・杖 サブ:盾 クラス 貴婦人・副帝 一人称:私 現在はハルルで暮らしており、そこから城へ通っている。 本の虫のため非常に博学。「エステル」というあだ名をユーリから 貰い以後通称となる。 非常に献身的で何事にも一生懸命な性格だが、かなりの頑固者で、一度決めたら簡単には譲らない。 物事に夢中になって周りの声が聞こえなくなったり、 他人の身を気遣うあまり力を使いすぎたりと無茶しがちで、仲間たちからも その危うさを心配されている。「 - です?」という変わった疑問符が特徴。 また、誰かを傷つけたり命を奪うことを嫌い、 とえ悪い魔物や悪人などでも殺すことに抵抗を感じている。隔世遺伝によって生まれながらに魔導器を使用せずに治癒術を使うことが 出来る強い力を持つが、 その正体は満月の子と呼ばれる存在で世界のエアルを大きく乱す為に始祖の隷長には「世界の毒」と 疎まれている。 戦闘では回復、補助などの魔法を使いこなす。高い防御力を誇り接近戦も可能なオールラウンダー。 フレン・シーフォ (Flynn Scifo) 26歳・身長183cm 武器 :剣 サブ:盾 クラス:帝国騎士団長 一人称:僕・私 ユーリの幼馴染。ユーリと志を同じくして騎士団の門を叩いた親友であり、 彼の退団後も着実に出世を重ねている。 謹厳実直な性格で、部下や平民、皇帝のヨーデルからのからの信頼も篤く、 その影響力ゆえに貴族たちからは疎まれている。 ユーリと違って法と規律を遵守し、帝国内部からの是正を目指す。 ヨーデルから騎士団長の地位を与えられた。昔から何事にも ユーリの先を行く才覚を見せており、 ユーリも「何をしてもフレンには敵わなかった」と語っている。料理を作ることは上手だが、 自覚のない味音痴で、 レシピ通りに作らないと凄まじい味の料理ができてしまう。 ユーリと違って好き嫌いはあり、 仲間たちから意外だと言われている。騎士としての気品が感じられるが下町育ちでユーリの親友だけあって彼と 同類視されることもしばしば。また、最後の手段が「体当たり」であるなど、冷静なように見えて思考回路がユーリと一緒であるなど、 その事で仲間を驚かせている。戦闘では攻撃・防御面に優れ、接近戦を得意とする。 回復や光・風属性の術も使えるので 相手を選ばず戦うことができる。 騎士団に入団した際にユーリと再会する。 ラピード (Repede) 9歳半・オス・身長170cm(尾含む) 武器:短剣 サブ:首輪 クラス:闘犬、凛々の明星:幹部 眼光鋭い隻眼の犬。どっしりと腰を据えた佇まい、いつもユーリに付き従っていて、彼をずっと見守っている。犬のために喋れないが、 人語を理解しているようなそぶりを見せ、ユーリとは意思疎通もできる賢さも見せる。 少し意地悪で、基本的にユーリと フレン以外にはあまり懐かない。 父親は優秀な軍用犬。かつての飼い主が亡くなった折にユーリとフレンに育てられた。 常に咥えているキセルは前の主人の形見。水が苦手で、船に乗ると大人しくなる。大分、老犬なのであまり外に出ていない。 カロル・カペル (Karol Capel) 17歳・身長170cm 武器 - 斧 ・ハンマー ・両手剣 サブ:ベルト クラス - 戦士 、凛々の明星:首領 ギルド『凛々の明星』のボス。ハルルの結界魔導器の件でユーリたちと知り合いそれが縁で 彼等の旅に半ば強引に同行した。 ナンとは幼なじみで、かつて彼女の誘いで『魔狩りの剣』に入るが、 物語途中脱走と見なされ解雇されてしまう。 その前から様々なギルドに入団しては抜けており、 故郷のダングレストでは周囲から白い目で見られている。 旅暮らしのため世俗に詳しく、魔物に対する知識も豊富で、手先も非常に器用。 苦手なものは虫とオバケ(リタ程ではない)。 ネーミングセンスが壊滅的、秘奥義「剛閃爆殺ウルトラXボンバー」など 。 ユーリと共にギルド『凛々の明星』を立ち上げ、 首領としてのあり方を考えるなかで少しずつ成長していく。 HPの値が高く、 チャージスキルによってパーティ一の爆発力を誇る。 リタ・モルディオ (Rita Mordio) 20歳・身長169cm 武器:帯・鞭 サブ:本 クラス:魔導士(研究者) 一人称:私 魔導器と精霊の研究の権威である天才。気が短く、怒ったり照れ隠しですぐにカロルやレイヴンに八つ当たりする癖がある。 強がってはいるが高所恐怖症で、オバケや怖い話が苦手。料理もあまり得意ではなく、料理の好き嫌いも全キャラ中最も激しい。 ダンスが上手という一面も持つ。口癖は「バカっぽい」。物心がついた頃に母親を亡くした天涯孤独の身で、 生後間もなくいなくなった父親のことは殆ど覚えていない。 父親はジュディスの父ヘルメスで、リタはジュディスの異母妹に あたる事が示唆されている。 エステルの優しさに触れ、次第に彼女に心を開いていき、かけがえのない友人となった。 最近、カロルに身長を抜かれ悔しがっている。式の名前を冠した前衛の特技も覚えるが、パラメータは完全な後衛魔術師である。 レイヴン (Raven) 40歳・身長171cm 武器:小弓・大弓 サブ:短剣 クラス:天を射る矢:幹部、帝国騎士団主席隊長 一人称:俺・おっさん 神出鬼没の瓢々とした風来坊。胡散臭さが服を着て歩いているような風体。自身を指して「おっさん」と呼び、 パーティメンバーからもそう呼ばれている。甘い食べ物が嫌い。おでんで好きなのはゆで卵。また暑さには滅法強いが、 寒いのは大の苦手。しかし、その正体は帝国騎士隊長のシュヴァーン・オルトレインである。 アレクセイとの決着以降は「シュヴァーン」としての自分を捨てて 「レイヴン」として生きていく道を選び シュヴァーンはバクティオンで生き埋めになった事にした。シュヴァーンとして生きていた頃に人魔戦争に参加しており、 デュークやイエガーとはその頃からの顔見知り。本名はダミュロン・アトマイス。 戦闘では変形弓と短剣を操り、変幻自在に接近戦も遠距離戦もこなす。実は騎士時代の武器である長剣も提げているのだが、 これを使うことはない。 ジュディス (Judith) 24歳・身長177cm 武器:槍・棍 サブ:レガース クラス:槍使い、凛々の明星:幹部 始祖の隷長バウルと共に各地を放浪していたクリティア族の女性。「竜使い」の異名を持つ。 学者肌の一族にしては珍しく活動的で、好戦的かつマイペースな性格。誰にも相談せずに事を起こしてしまうことも多い。 本人曰く「嘘をつくのが苦手」で、言動もストレートで厳しいところもある。パーティの中では一番の料理上手。 暑さは人並みに苦手だが、露出の高い服に反して寒さには滅法強い。異常にギャンブルが強く、 当人に自覚はないもののユーリ達と出会う以前は各地のカジノを回っては勝ちまくって潰して来たという逸話を持つ。 父親はヘルメスで、父が開発した魔導器が原因となって勃発した人魔戦争の犠牲者。 戦時下で父親を亡くし、バウルに助けられた後は放浪の果てにミョルゾの同胞のもとに身を寄せた。だが時を待たずして出奔し、 父の名誉のために魔導器破壊の旅に赴く。 名前が言いづらいらしくユーリから「ジュディ」と呼ばれる。 自分とリタの関係に薄々気付いている節がある。 今はバウルに運搬用のカーゴを装着し、個人的に運搬の仕事も受けている。 機動力に優れ、空中での一対一の戦いを得意とする。多数との戦いは不得手。「月」の文字が入った槍技を多く覚える。 帝国 テルカ・リュミレースを治める国家。治安を守護する「騎士団」と政治を補佐する「評議会」の二柱が皇帝を支えている。 しかし先の人魔戦争の最中、皇位の証である『宙の戒典』が遺失し、前帝の死後より元首の座は空位であった。 平民も交える騎士団と、貴族のみで構成された評議会は決して好ましい仲ではない。現在はヨーデルが皇帝を務め国政が安定している。 ヨーデル・アルギュロス・ヒュラッセイン 現皇帝。気品漂う聡明な青年。お人好しではあるがなかなかの辣腕家で、政治手腕は確か。副帝であるエステルとも仲が良い。 騎士団 ソディア フレン隊に所属する女騎士で、フレンの副官。元はキュモール隊で、貴族の出身。 猫のような釣り目と左目の泣き黒子が特徴で、整った顔立ちをしている。 騎士らしく生真面目で怒りっぽい性格。 騎士として己の理想と信念を貫くフレンを深く敬愛し、心を寄せている。その為いつも彼の隣に立つ ユーリには嫉妬にも似た感情を持ちまた自分が敬愛するフレンの幼馴染が罪人であるという事実が許せず、 ユーリに対して敵愾心を抱いている。フレンも彼女の事は仲間として、また副官として信頼しているが、 自分を理想化し過ぎているソディアの考えに不安を抱いており、彼女なら変われる筈だと信じている。 ルブラン 騎士団のシュヴァーン隊に所属する小隊長。 上官のシュヴァーンに対して忠誠を誓っており彼の前ではアデコール、ボッコスともども、 常に敬礼を崩さない。 ユーリとは昔からのよしみで、彼を罪人としていつも追い続けているが、 義に篤く謹厳実直な性格で根はいい人。 ユーリを追うのも彼が法を犯しているためであり、 必要とあれば特権階級である貴族も容赦なく逮捕するという信念を持つ。 カルボクラムではユーリ達を問答無用で抹殺しようとしたキュモールに対し 「罪人はどんな罪であれ、捕縛して法によって裁くべきだ」 と主張して下がらせる等、 相手が格上であっても物怖じせず、 また帝都で起きた異変の時には、命令違反を承知で 下町の住民たちを安全地帯に避難させた。 ユーリを騎士団に勧誘する一幕も見られた。 ドレイク・ドロップワート 元騎士でエステルの剣の師。忠義を尽くした尽忠報国の騎士だったらしく、 かつては先帝の剣の指南もしていた。 現在は騎士団の顧問官の職に就き、騎士をやめた今でも発言力は強く、 騎士団はおろか皇族にも一目置かれるご意見番的な存在。 正しいと思った事は遠慮なく口にし、目上の人間に対しても堂々と意見を述べるまじめな性格で、 エステルも厳しい方だと言っている。 オルニオンに姿を現し、ユーリの実力と人柄を認め、騎士団に戻る気はないかと問いかける場面もあった。 ギルド 帝国の法から外れ、自らに課した掟を遵守する者達の寄り合い。帝国にとってはならず者の集団であるため基本的に対立してはいるが、 今の帝国ではギルド無しでは生活が成り立たない部分もあり、その存在をある程度は黙認している。 ユニオン 六大ギルドと呼ばれる『天を射る矢』『幸福の市場』『遺構の門』『紅蓮の槍』『魂の鉄槌』『凛々の明星』を 中心とした ギルドの連合組合で、ダングレストに本拠を構える。 かつてダングレストが騎士団に制圧された時、 ドンが唱えた「ユニオン誓約」をもとに団結し、ダングレストの奪還を成功させたギルドが 後の五大ギルドとなったが、 『凛々の明星』が世界を救った事で ハリーが「1つ増えても変わらないだろ?」と言い、『凛々の明星』を含め六大ギルドとした。 全てのギルドがユニオンに加盟しているわけではないが、ユニオンの意向を無視できるギルドは居ないことからも、 その影響力が絶大なものである事が伺える。 天を射る矢(アルトスク) ダングレスト防衛を主任務とし、六大ギルドの中核に位置する最大規模ギルド。 ハリー ドン・ホワイトホースの孫。『天を射る矢』に所属しているが、偉大な祖父の存在と周囲の期待にプレッシャーを感じている。 ギルドをまとめ上げる自信がなく戸惑っていたが、カロルの言葉に突き動かされ少しずつ積極的にギルドの頭角に現れるようになる。 今は『天を射る矢 』の首領としてユニオンを率いている。 魔狩りの剣(マガリのツルギ) 団員の殆どが悪い魔物によって大切なものを奪われた者たちであるため、全ての魔物を悪とし、狩ることを信念とする武闘派ギルド。 その知名度は六大ギルドにも匹敵する。 たとえそれが始祖の隷長であろうと殺そうとすることから、 ユーリたち『凛々の明星』とは 敵対関係にある。 団員は魔物のような被り物をつけている。 クリント 『魔狩りの剣』の首領。大剣を帯びた凄腕の剣士。 魔物であれば相手が何であろうと「悪」として狩ろうとする傾向がある。 本当は始祖の隷長の存在意義を知っているのだが、家族を殺されたため、彼等を憎んでいる。 武人としては礼儀正しく、 無愛想ながら気の利く一面も見せる。また魔物、人間を問わず、強い者との戦闘を純粋に楽しむ一面も持つ。 ティソン フードを目深に被った戦士。俊敏な動きと両手指に仕込んだ毒爪が武器。 狂気的にテンションが高く、魔物との戦闘を楽しんでいる。 闘技場では素顔が見られ、顔の真ん中を横切るように傷跡がある。 今は、ジュディスに弄られる日々を送っている。 ナン (Nan) カロルの幼馴染の少女。ティソンの弟子。幼い頃に目の前で両親を魔物に殺された過去を持つため、 魔物を憎んでいる。 少々辛辣な性格でカロルには特に冷たいが、何だかんだで彼のことは放ってはおけないらしい。 巨大な飛来靭が武器。 幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ) 各地にマーケットを展開している商業ギルドで、帝国とも友好関係である。六大ギルドの一つ。 メアリー・カウフマン 『幸福の市場』の社長。商業に対する熱い情熱を持つ大人の女性でギルドや帝国の枠を超えて世界各地で活動している。 赤毛と眼鏡がトレードマークで、ファーストネームで呼ばれることを嫌う。ルブランと過去になんらかの関わりがあるらしい。 海凶の爪(リヴァイアサンのツメ) 暗殺や武器密売を行う闇のギルド。 魔導器密売も行えるなど、独自の流通ルートを持っている。 実は海賊ギルド『海竜の夢』から 分裂して出来たギルドであり、 ブラックホープ号事件を起こした『海精の牙』とは祖を同じくする。 後に海精の牙に吸収された。 ゴーシュ ドロワット イエガーの忠実な側近で、可変する銃剣を操る2人の少女。ゴーシュは赤髪で真面目な口調。 ドロワットは黄緑の髪にくだけた特徴的な口調。人魔戦争で両親を亡くした孤児で、 自分達が世話になっていた救児院に多額の寄付をしていたイエガーへの恩義からギルドに参加した。 現在は海精の牙の幹部を務めているが、のちに独立をし海凶の爪を再建しようとしている。 戦士の殿堂(パレストラーレ) 闘技場を切り盛りする者たちで構成されたギルド。ノードポリカの自治を行っており、ユニオンには参加していない。 ナッツ 『戦士の殿堂』の総領代理。表に姿を表さないベリウスに代わり、外交を行う。 眼帯をするなど厳つい姿をしているが、 礼節に富んだ人物。ベリウス亡き後は、 『戦士の殿堂』の総領としてノードポリカを守る。 かつて一人旅の最中、魔物と勘違いして戦いを挑んだベリウスに返り討ちに遭ったことが主との出逢いであるらしい。 海精の牙(セイレーンのキバ) かつて海で活動していた海賊ギルドで、かなり大規模なギルドだった模様。 かつてブラックホープ号事件で雇い主を護衛と偽って殺害し ギルドの信頼を失墜させたことで特にギルドの人間からは憎まれている。事件の真相はアレクセイが依頼したブラックホープ号の 護衛の最中、乗っていた人間が魔物化するという事態に陥ってしまい、 そのため魔物となった人々をやむを得ず倒したというもの。 「アムリタ」という寿命を延ばす霊薬を秘宝として持っていたが、事件の中ある事情から失われている。 凛々の明星とは同盟関係がある。 パティ・フルーフ 『海精の牙』の首領、ブラックホープ号事件で雇い主を護衛と偽って殺害し、ギルドの義を汚したとして憎しみの対象とされていた。 アイフリードの孫とされていた。 実際、パティがアイフリード本人である。 ドンには「盟友」と呼ばれており、 ユニオンと五大ギルドの発端となった「ユニオン誓約」にも関わっている。 ジム 『海精の牙』のメンバー。アイフリードに伝授された魔術「クリティカルモーメント」を使えるが、ろくな事が起こらない。 紅蓮の槍(グレンのヤリ) その他の登場人物 テッド 下町に住む青年。ユーリとフレンを慕っており何かと喧嘩する二人を心配している。 リッチ 旅籠馬車「冒険王」を営む男性。父親はレギン遊撃踏査団唯一の生き残りであり、父の意思を受け継いで ギガントモンスターを倒すための旅をしている。無愛想で無口だが使命感が強い。 カレン 旅籠馬車「冒険王」を営む女性。リッチを「お兄ちゃん」と呼び慕う。 2人の父親が親友同士であり、 昔から家族ぐるみの付き合いをしており、カレンがリッチを「お兄ちゃん」と呼ぶのもそのため。 始祖の隷長(エンテレケイア) クローネス クラゲのような姿の巨大な始祖の隷長。隠された街ミョルゾを覆い、常に空を浮遊している。 バウル クジラのような姿の空を飛ぶことができる始祖の隷長。 心の絆で繋がったジュディスの相棒で、 10年前の人魔戦争で彼女を戦争から救った。 人語は話せないが、ジュディスとなら意思疎通ができる。後に以前よりも巨大に成長、 「フィエルティア号」を抱えて飛ぶことが可能になり、一行の旅の移動に大きく貢献する。 種族の中でもまだ若い方で 成長の余地を残しており、聖核を生成できるだけのエアルを有していない。 エルシフル 人魔戦争以前の始祖の隷長の盟主。15年前の人魔戦争終結の立役者。 人との共存を訴え同族との戦いで人間側に力を貸したが、終戦後にその力を恐れた帝国の思惑により暗殺された。 スパイラルドラコ 遥か昔の時代の始祖の隷長の盟主。デュークの発言から、魔装具と呼ばれる武具は スパイラルドラコが作った物であることが伺える。 精霊 ウンディーネ 美女の姿をした水の精霊。名前は「水を統べる者」を意味する。 イフリート 蜥蜴のような姿をした、豪胆な火の精霊。名前は「力強く猛々しい炎」と「灼熱の君」を意味する。 シルフ 妖精の姿をした風の精霊。名前は「風を紡ぐ者」を意味する。 ノーム 小動物の姿をした地の精霊。人語は話せない。名前は「根を張る者」を意味する。 重要人物 デューク・バンタレイ (Duke Pantarei) 典雅で幻想的な雰囲気を持つ銀髪の美丈夫。その手に携えた不思議な剣によって、 エアルを制御することができる。 その身のこなしから彼も熟達の戦士であることがわかる。 時折ユーリ達の前に姿を現し、 警告の言葉を残したかと思えば 彼らを助けることもあるなど、行動に謎が多い。 闘技場などの娯楽を「卑俗」と称する。 ヘルメス クリティア族の魔導器研究者でジュディスの父親。魔導器の研究に情熱を注いでおり、 バウルや幼少のジュディスと共に 世界各地を旅していたが、人魔戦争に巻き込まれて死亡。 リタも認めざるを得ないほどの天才的な研究者で、 ヘルメス式魔導器の発案者であるが、同時に破壊する方法を暗号文として娘に託していた。 リタの父親でもあることが推測できる。 星喰み 幾度と無く世界を滅ぼそうとした存在、この作品では別の形で登場する。
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テイルズオブバーサス概要 テイルズ オブ バーサス テイルズ オブ バーサス 対応機種:PSP 発売日:2009年8月6日 固有ジャンル:アクション 主題歌/歌手:Be your wings/GIRL NEXT DOOR メインキャラクタデザイン:いのまたむつみ、奥村大悟、中澤一登、藤島康介 開発:マトリックス、テイルズスタジオ 初回予約特典:ドラマチックDVD 〜ダークヒーロー篇〜 + PS3版『ヴェスペリア』のオリジナルスキット解放のプロダクトコード
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設定:テイルズオブヴァールハイト シリーズ概要 人種・種族 世界 技術 歴史 言語 組織 職業 シリーズ概要 テイルズオブヴァールハイト概要? 人種・種族 ヴァルス人…兎の様な耳を生やす種族。教皇シュトレがリーダー的存在となっている。 カルル族…カルルの属する種族。小さな二足歩行の猫のような種族で、アトミガル皇家を頂点に戴く。 世界 グラビナ…ヴァルス以外の世界の名前。厳密には世界の壁で隔てられた片側の世界の名前。 世界の壁…世界を隔てると言われるほど高い山脈。山脈の向こう側にヴァルス人の国・ヴァルスがある。 グロースハイデル…セルツの出身地。 シュタルクリア帝国…元首は皇帝・カール・ヴァルツェスタ。元老院が存在する。本編の物語尾契機となる飛行船ルフトシップ爆発事件はここで起きる。博覧会場アゼルトリジャ…世界初の飛行船であるルフトシップ公開のセレモニー会場。 フライハイデル…レイの出身地。将軍が軍を管理する。 テッコン…ブリッツの出身地。精鋭部隊・真朱の閃光を有する。 技術 飛行船…本編冒頭で初の飛行船ルフトシップが完成し、公開されるはずだったが、謎の爆発を起こしてしまう。セルツの父・アイゼルが出資していた。 歴史 ツァールハイト家…魔法使いの名門一族。ヴィラはこの一族の一員。 言語 組織 ビーベル騎士団…謎の騎士団。グラビナを黒い影で覆わんと動く。 職業
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七色のレンズ(なないろのれんず) 概要 ヴェスペリアに登場した素材系のアイテム。 登場作品 + 目次 ヴェスペリア合成 関連リンク関連品 ネタ ヴェスペリア どの角度から見ても、七色に輝いているふしぎなレンズ 合成素材の一種。 クロームドラゴンが落とす。 No. 963 分類 合成素材 売値 100 備考 - 入手方法 落 クロームドラゴン (100%)追憶のクローム (100%) 合成 素材1 素材2 費用 完成品 七色のレンズ×1 コカトリスの口ばし×1光星石×1チーグルの毛×1 750 ハンターズモノクル ▲ 関連リンク 関連品 虹色レンズ ネタ
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刀剣類 ニバンボシ クレス・アルベインに支給された。 その他
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キャラクター:テイルズオブバーサス ファンタジア デスティニー エターニア デスティニー2 シンフォニア・ラタトスクの騎士 リバース レジェンディア アビス テンペスト イノセンス ヴェスペリア ハーツ ウォールブレイカーのみ出演のキャラクター ファンタジア クレス・アルベイン チェスター・バークライト ミント・アドネード アーチェ・クライン ダオス デスティニー スタン・エルロン ディムロス・ティンバー リオン・マグナス フィリア・フィリス マイティ・コングマン エターニア ファラ・エルステッド デスティニー2 カイル・デュナミス ナナリー・フレッチ ハロルド・ベルセリオス バルバトス・ゲーティア シンフォニア・ラタトスクの騎士 ロイド・アーヴィング コレット・ブルーネル クラトス・アウリオン プレセア・コンバティール リヒター・アーベント リバース マオ ユージーン・ガラルド レジェンディア セネル・クーリッジ アビス ルーク・フォン・ファブレ ティア・グランツ ジェイド・カーティス アニス・タトリン アッシュ ナビミュウ テンペスト カイウス・クオールズ イノセンス ルカ・ミルダ イリア・アニーミ ヴェスペリア ユーリ・ローウェル リタ・モルディオ ジュディス ハーツ シング・メテオライト コハク・ハーツ ウォールブレイカーのみ出演のキャラクター 藤林すず ルーティ・カトレット ウッドロウ・ケルヴィン チェルシー・トーン マリー・エージェント リリス・エルロン リッド・ハーシェル フォッグ チャット レイス フリオ キャロ セルシウス ワルキューレ?
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設定:ヴェスペリア シリーズ概要 種族 世界 技術 歴史 言語 組織 職業 シリーズ概要 ヴェスペリア概要 種族 満月の子 始祖の隷長(エンテレケイア)星喰み(ほしはみ) 精霊 クリティア族放浪者(メルグ) ナギーグ 世界 テルカ・リュミレース 技術 エアルマナ 聖核(アパティア) 魔核(コア) 筐体(コンテナ) 魔導器(ブラスティア)ヘルメス式魔導器 自立型魔導器 記憶術式 宙の戒典(デインノモス) リゾマータの公式 ザウデ不落宮 古代塔市タルカロン 〈大いなる輪〉 歴史 古代ゲライオス文明 人魔戦争 騎士の巡礼 凛々の明星(りりのあかぼし) 言語 職盟暗号(ギルドコード) 古代語 組織 帝国 皇立学術会議協力研究機関 親衛隊 評議会 帝国騎士団アレクセイ隊 キュモール隊 シュヴァーン隊 フレン隊 ナイレン隊(映画版) キャナリ小隊(小説・虚空の仮面) ギルド五大ギルド ユニオン レギン遊撃踏査団 漆黒の翼 我が家(小説・断罪者の系譜) 職業 騎士 副帝 魔導士 魔導器技師
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ネタページ:あだ名 オリジナルテイルズオブファンタジア テイルズオブデスティニー TOPなりきりダンジョン テイルズオブエターニア テイルズオブデスティニー2 テイルズオブシンフォニア テイルズオブリバース テイルズオブレジェンディア テイルズオブジアビス テイルズオブザテンペスト テイルズオブイノセンス TOSラタトスクの騎士 テイルズオブヴェスペリア テイルズオブハーツ テイルズオブグレイセス テイルズオブエクシリア テイルズオブエクシリア2 テイルズオブゼスティリア テイルズオブベルセリア テイルズオブアライズ テイルズオブルミナリア クロスオーバーTOWレディアントマイソロジー TOWレディアントマイソロジー2 TOWレディアントマイソロジー3 オリジナル テイルズオブファンタジア チョスター テイルズオブデスティニー 空気王 TOPなりきりダンジョン 洗面器 リッちゃん タンス? テイルズオブエターニア キャプテン テイルズオブデスティニー2 馬鹿 聖女 兄貴 仮面 天才 アナゴ L雨 マグナ様 テイルズオブシンフォニア 攻略王 先生 パパン? 天才 マダオ? アホ神子 合法ロリ テイルズオブリバース 勇者王 トイレ しんのすけ テイルズオブレジェンディア 狂犬 仙人 セネセネ 酢飯 リッちゃん オヤジ シャボン娘 兄貴 ワンパン テイルズオブジアビス 親善大使 メロン ノリスケ 腹黒ロリ 鬼畜眼鏡? なっちゃん 燃えカス? パンツ大明神 師匠(せんせい) 教官 テイルズオブザテンペスト 黒歴史先輩? テイルズオブイノセンス 聖女 TOSラタトスクの騎士 ブヒター テイルズオブヴェスペリア ニート 先生 おっさん のじゃ子? テイルズオブハーツ 無個性主人公 モッコハク様 兄貴 テイルズオブグレイセス タイガーフェスティバル兄貴 教官 テイルズオブエクシリア ジューDQN 教祖 屑ヴィン テイルズオブエクシリア2 テイルズオブゼスティリア ラジコン(スレイブ) モブーシャ? ミボう人? 操縦おばさん サイコパス? 天族 かっぱえびせん ライオン丸 テイルズオブベルセリア 痴女? テイルズオブアライズ テイルズオブルミナリア 気高いくん? クロスオーバー TOWレディアントマイソロジー ゼリー TOWレディアントマイソロジー2 添え物 TOWレディアントマイソロジー3 ラザりっちゃん